• 調査レポート

こどもを対象とした企業の取り組みに関する調査（2013年実施）

夢★らくざプロジェクトでは、2013年5～6月の間、未就学児から中学生までのこどもをもつ保護者127名を対象に、「こどもを対象とした企業の取り組みに関する調査」を実施しました。この調査は、企業が実施しているこどもを対象とした取り組みに関して、その参加状況と参加したことでの企業に対する意識の変化を知ることを目的とするものです。このたび、その調査結果がまとまりましたのでご報告いたします。

ほとんどが何らかの取り組みを認知
情報の入手は約8割が「インターネット」から

どのような取り組みを知っているかを尋ねたところ、「工場・施設見学」が83%ともっとも多く、次いで、「食に関するイベント（農業体験含む）」が80%、「職場体験」が72%、「野外・自然体験」が64％となっています。一方、「取り組みを知らない」は2%と、ほとんどの人が何らかの取り組みを知っていることがわかります。

こどもを対象とした企業の取り組みの認知状況（n=127 / 複数回答可）

また、どのように知ったかを尋ねると、「インターネット」が78%ととても高くなっています。次いで、「テレビ」「雑誌」がともに36%、「友人・知人」が31%、「新聞」が29%となっています。

情報の入手方法（n=124 / 複数回答可）

「工場」施設見学」の参加が半数以上、9割近くが何らかの取り組みに参加
「こどもの成長」「内容」を期待しての参加が多い

どのような取り組みに参加したことがあるかを尋ねたところ、「工場・施設見学」が54%ともっとも多く、次いで、「食に関するイベント（農業体験含む）」が47%、「職場体験」が41%となっています。一方、「参加したことがない」は12%と、9割近くは何らかの取り組みに参加していることがわかります。

業種別には、「メーカー」が実施する「工場・施設見学」が35%ともっとも多く、次いで、「小売・外食・サービス」が実施する「食に関するイベント（農業体験含む）」が28％となっています。特に、「メーカー」「小売・外食・サービス」の取り組みに参加した人が多いのがわかります。

こどもを対象とした企業の取り組みへの参加状況（n=127 / 複数回答可）

また、どのようなきっかけ・理由から参加したかを尋ねると、「こどもの成長に有意義だと思ったから」「内容がおもしろそうだったから」がともに76%ともっとも多く、次いで、「こどもが行きたがったから」が46%となっています。

参加したきっかけ・理由（n=112 / 複数回答可）

参加者の8割は企業への親近感が高まる。商品・サービスの購入・利用は約半数

参加する前と後とで、その企業に対する親近感に変化があったかを尋ねたところ、「高まった」が80%となっています。

参加する前と後での企業に対する親近感の変化（n=112 / 単一回答）

さらに、その企業が提供する商品・サービスに対する魅力に変化があったかを尋ねたところ、「高まった」が69%となっています。

参加する前と後での企業が提供する商品・サービスに対する魅力の変化（n=112 / 単一回答）

また、参加した後にどのような行動を取ったかを尋ねると、「その企業のホームページを見た」が49%ともっとも多く、次いで、「その企業の商品・サービスを購入・利用した」が47%、「その企業の商品・サービスの購入・利用を検討した」が26%となっています。参加した人の多くが、企業のホームページを見たり、商品・サービスを購入・利用したりと、何らかの行動を起こしていることがわかります。

参加した後でのご自身の行動（n=112 / 複数回答可）

将来、企業の取り組みへの参加希望はほぼ100%

今後、どのような取り組みに参加させたいかを尋ねたところ、「 食に関するイベント（農業体験含む）」が80%ともっとも多く、次いで、「野外・自然体験」「職場体験」がともに78%、「 工場・施設見学」が73％となっています。

今後のこどもを対象とした企業の取り組みへの参加意向（n=127 / 複数回答可）

調査概要