紅屋
〜紅の彩りでいつまでも女性を魅了する〜
紅といわれる化粧品を作って販売する人です。特に、江戸時代にこのように呼ばれていました。紅とは、べに花に少しだけ含まれる赤い色の色素のことです。おちょこやお皿などの内側に塗られた状態で売られています。この紅だけで作られる日本の伝統的な口紅は、「小町紅(こまちべに)」と呼ばれています。紅は血の巡りを良くすると信じられていたため、女性の体を病気から守る薬のようなものと考えられてきました。そのほか、絵の具などの染料や食用の着色料としても使われています。
好きとのつながり
道場でやること
対象:小学1年生以上
- 「紅屋」のおしごととは?
- 昔の人はどうして紅を使っていたの?
- 紅職人が紅を作る流れを知ろう!
- 紅のお化粧を体験してみよう!※1
- 赤色が玉虫色に変わることを実感できるお守りを作ろう!
※都合により変更となる場合がございます。
※1 口紅以外にも、男の子には目弾き(歌舞伎の隈取のようなこと)をしていただくことができます。また、体の一部分につけて、発色の違いを実感していただくこともできます。
講師プロフィール
伊勢半本店 紅ミュージアム(いせはんほんてん べにみゅーじあむ)
www.isehanhonten.co.jp/museum/
伊勢半本店が運営する、紅の歴史と文化、紅作りの技を伝えるためのミュージアム。江戸時代の創業から約200年続く最後の紅屋として、これから先の世にも紅の文化と技を途切れることなくつなげていくことを願い設立された。紅の製法や歴史的背景、江戸時代の化粧文化などを展示室で紹介するほか、実際に紅をさしてみるなど紅の色彩的な魅力も体験できる。
道場を体験した感想
昔からあった紅屋さんが、もう一軒しかないのを聞いてびっくりしました。最後の紅屋さん、行ってみたいです。紅のことをもっと友だちに話してあげたいなと思いました。楽しかったです。
紅のとてもすてきな色に感動しました。お化粧もきれいにできて楽しかったです。将来、紅屋になってみたいです♪
紅というものがどのように作られているのか、どうやって赤だけを取り出すのかの実験を見てよく知れました。自分で体験したことによって昔の人たちの気持ちになれました。とっても楽しかったです。