仏師
〜木の中の御仏をノミでお呼びする〜
仏像などの制作を担当する人です。鎌倉時代に活躍した、運慶や快慶などが有名です。仏像の素材にはさまざまなものがありますが、日本では主に木を使って仏像を彫る木造仏が多く作られてきました。木造仏には、一本の木から作る一木造りと、木をつなぎあわせて作る寄木造りの2つの手法があります。ノミだけで彫り上げていくため、繊細な技が求められます。また、仏像の表情やしぐさには、仏師自身の人間性も反映されるため、心を精進することも重要です。
好きとのつながり
道場でやること
対象:小学3年生以上
- 一本の木から仏像を彫ってみよう!
※都合により変更となる場合がございます。
講師プロフィール
大川 幸太郎(おおかわ こうたろう)
からくさ彫刻学苑
大仏師。
8歳から仏像彫刻をはじめ、10歳の時に一生の仕事にすることを決心する。その後は、彫刻家の新海竹太郎氏の一門や高村光雲氏の一門の仏師に学び、独立。長年、仏像彫刻やその修復に従事し、現在その道80年。1960(昭和35年)から元浅草に彫刻教室「からくさ彫刻学苑」を開講。カルチャースクールの講師なども積極的に行い、多くの後継者育成にあたっている。88歳の現在もなお創作活動に励み、、100歳現役をめざしている。
主な著書は、「仏像彫刻入門―正しい基本彫りから全体像の仕上げまで」(日本文芸社)、「写真でみる仏師 大川幸太郎のやさしい木彫仏像の作り方」(フーコー)など。
台東区文化ガイドブック「文化探訪」でも紹介。
東京都伝統工芸士
彫刻創型会同人
江戸木彫刻参与
読売・日本テレビ文化センター(木彫・仏像) 講師
1985年 黄綬褒章
1984年、2007年 厚生労働省卓越技能章