屏風職人に弟子入り
東京唯一の屏風店で「からくり屛風」をつくろう!
古くから日本には、お部屋の中に立てて仕切りにしたり、風をさえぎったり、また飾りなどに使われていた、あるものがありました。
何だかわかりますか?
それが、「屏風(びょうぶ)」です。
歴史は長く、奈良時代に中国から伝わり、安土桃山時代から江戸時代にかけては、贅沢を尽くした金地のきらびやかな屏風がたくさん作られていました。
そんな屛風を1945年から作り続け、現在では東京で唯一の屏風専門店となっているのが「片岡屏風店」です。
東京スカイツリーのたもと、職人の街・東京下町の墨田区に工房を構えています。
こちらの2階にあるワークショップスペースで、たくさんの屛風に囲まれながら、「屛風職人」に弟子入りです。
体験するのは、「からくり屛風」作り。
ぱたん、ぱたんと動かしていくことで絵柄が変わっていく不思議な屛風なんですよ。
この「からくり屏風」作りをとおして、屏風や日本の伝統工芸、ものづくりについて楽しく学ぶことができます。
この不思議のしかけがわかるかな!?
また、1階は墨田区認定の小さな博物館にもなっているので、思い出の着物や帯を屛風にしつらえたインテリア屛風をはじめ、さまざまな屛風を鑑賞することもできます。
東京スカイツリーから徒歩3分圏内に位置しているので、弟子入りした後は観光がてら墨田を楽しんでみてもいいかもしれませんね!
道場でやること
- 「屏風職人」のおしごととは?
- 屏風のしくみを学ぼう!
- 「からくり屏風」の土台を作ってから、屏風に和紙を貼ろう!
※都合により変更となる場合がございます。
講師プロフィール
片岡 由衣(かたおか ゆい)
屏風職人を祖父と父にもち、自身も屏風職人としてデザインなどを手がける。主に、屏風体験教室の講師や屏風の広報を担当している。
そのかたわら、ラジオDJ、イベント司会者としても活躍中。
道場を体験した感想
現代社会においてあまり屏風にふれないけれど、このような文化にふれることは大事だと思いました。これからもいろいろな職業にふれたいと思いました。
屏風はすてきだなと思いました。なので、また屏風を作りたいなと思いました。
今まであまり屏風について考えたことがなかったので、とても勉強になりました。昔の人の知恵や考えが屏風に表れているというのが一番おどろきました。自分が作った屏風をずっと大切にしたいです。
たいへんなときもあったけれどがんばりました。とても楽しかったです。私も屏風職人になりたいです。
4面のからくり屏風なんてはじめて見ました。和紙だったので、さらさらしているのが分かります。とても難しかったですが楽しかったです。
屏風のいろいろな歴史を知れたり、自分で屏風を作れたので、いい体験になってよかったです。
すっごく全部楽しかったです。機会があったらまた来たいです。
見た目は簡単そうだけど、こんなに難しいとは思いませんでした。昔の日本の人の工夫、すごいと思いました。でも楽しかったので、またやりたいです。